早気って治らないの?


[追記]
早気の方へのアドバイス方法について、ご相談いただきました。
射を見ずには何とも申し上げられないので、詳しくはお話できませんでしたが、とりあえずのお話として申し上げられるところをいくつか。
・「早気は治る」ことを信じること
絶対に治るということを繰り返し説く必要があります。
弱気になり、諦めてしまうことが一番の敵です。もう一度申し上げますが、「早気は必ず治ります!」絶対に諦めず、例会入賞など、身近な大会から目標にして頑張っていきましょう!
・教わり方について
早気のときは、いろいろな方面からいじくられるものです。そして、いろんなアドバイスを聞いてしまってどうしようもなくなるということが多いことを耳にします。
まずは、「自分が信じられる先生に絞って指導を受ける」ことから始めましょう。
技術力の高い先生でも、初見での指導には限界があります。
いつも見ていただいていて、自分が信用できると思える先生の指導だけに絞って実行してみましょう。
早気にも、原因がいろいろとあって、それを分析できる先生であり、かつ治療方法を検討している先生でなければ難しいです。
完璧ではなくても、まずは自分に一本の道筋を教えてくれる、信用できる先生の指導に頼る方が良いと思います。

[本文]
弓道をする中で、「悪癖(あくへき)」は数あれども、最も耳にすることがおおいのがこの「早気(はやけ)」ではないかと思います。
これは、的を狙うときにすぐに離してしまう癖です。
会の状態がないため、気力の充実がなく、的中もタイミングに頼るしかなくなるため、早気がひどくなれば的中も格段に落ちてしまいます。
かくいう私も、高校で弓を始めてからすぐになってしまい、以来10年以上つきあってきました。

さて、まずは結論から。
早気は治るのか?→答えは「Yes」です。
私も、今は多少ビクという形で残っているものの、どうにもならない早気からはなんとか抜け出しました。
(私の昔を知っている人であれば、すごい早気だったことはご存じのはず)
とにかく辛抱強く、「しっかり弓を引くんだ!」という意志をもって続けることで必ず治ります。

・なぜ早気になるの?
いろんな理由が考えられます。
よく言われることとしては、「体に合わない強い弓を引いて、持ちこたえられないためにすぐ離すことを続けて癖になる」、「的中率が上がってきたとき、当たるタイミングで離すようになってそれが癖になる」などがあります。
私は・・・両方心当たりがあります。高校の時はとにかく強い弓が引きたくて手を出してましたし、的中がそこそこ上がってきたときにものすごくたくさん引きました。
他にも、指導者がいない状態で自己流で稽古しているとなるというご意見もあります。もしかすると私はこれにも当たっているかもしれません。
とにかく、体に合った弓を使い、きちんとした指導者に指導を受ける。そして、的中率が上がってきたときには特に注意して稽古するようにしましょう。

・治し方
決まった治し方というものはありませんが、今までの経験上で言えば、「的前で稽古しなければ治らない」ということくらいでしょうか。いくら巻藁で長く持つことができても、的前ではすぐに元に戻ってしまいます。
個人的なコツとしては、会を「引き分け続けている状態」と認識していただくのが一番いいかもしれません。
早気の頃の感覚として、引き分けで下ろしてくる最終地点で離してしまうというものがありましたが、今は頬付けが付いてもさらに左右に力を伸ばしていくように努めています。

・早気の方へ
最初に結論を書いたのもそうなのですが、とにかく諦めないことが肝心です。
よく「早気がどうにもならない」とか、「早気はもう治らないと言われた」とか、そんな言葉を聞くことがあります。また、それが理由で弓をやめてしまった人も・・・。悲しいことです。
もう一度言いますが、「早気は治ります」。
とにかく強い意志を持って、しっかり弓を引く。そして、それを続けることが大切です。
せっかく始めた弓道、頑張って続けていきましょう。